オクラの育て方
オクラ


オクラ,栽培カレンダー

オクラ,栽培カレンダー


育て方,栽培方法

1.種まき、苗の植え付け ・種まきは、気温が安定する5月中旬以降に行います。
・9cmポリポットまたは直(じか)まきいずれも直径4〜5cm、深さ1cmくらいの穴を作り、4〜5粒をまいて1cmほど土をかけ、手で軽く押さえて水やりします。
・苗の植え付けは、5月中旬から遅くても6月下旬くらいまでに行います。
・オクラの苗は4月下旬ごろから販売が始まります。
・5月中旬以前に植え付ける場合は、オクラにとってはまだ寒いので、不織布などで覆うか、ホットキャップをしてしっかり保温します。
2.害虫対策 ・プランター栽培の場合は病気の心配はあまりありませんが、害虫対策が必要です。
・定期的に葉の裏などをチェックして、食品成分由来の薬剤などで防除するようにしましょう。
3.支柱立て、追肥 ・発芽、または植え付け後、1カ月くらいで花が咲き始めます。
・オクラは株が倒れやすいので、花が咲いたら支柱を立てて苗を支えましょう。
・また、同じタイミングで追肥をします。追肥は、花が咲いたころから10日〜2週間ごとに定期的に行ってください。
・追肥には、固形肥料と液体肥料を使います。活力剤は不要です。
4.整枝 ・実がなるころにはだいぶ株が大きくなっているので、葉が混み合っている場所は葉を取り、風通しをよくしましょう。
・実を採り続けて上の方に実がなるようになってきたら、オクラの実の下の葉1枚を残して他の葉を全て取り、株姿を整えます。
5.収穫 ・花が咲いて3〜4日ほどで収穫できるようになります。
・オクラは成長が早く、収穫が遅れると実が硬くなり、食べられなくなってしまいます。
・採り遅れないように気を付けましょう。露地栽培は9月ぐらいまで、プランター栽培は8月いっぱいぐらいまで収穫できます。


豆知識,こつ

 発芽適温を守る

気温が低いと種をまいても芽は出ません。種から育てるときは、必ず気温が安定してから種まきをしましょう。発芽に必要な温度は、25〜30℃です。八重桜が咲くころを目安にするといいでしょう。種まきは6月ごろまでできるので、焦らず、気温が安定してから始めるようにします。

 購入した苗は株分けせずにそのまま植え付ける

移植を嫌うので、苗から育てるときは双葉や本葉が2〜3枚程度のあまり育ち過ぎていないものを選びます。 オクラの苗は3〜4株が1つのポット苗として売られているので、苗を株分けしてしまいがちですが、根鉢を崩したりして移植に失敗すると枯れてしまうので、購入した苗はそのまま植え付けるようにしましょう。

 収穫適期を逃さないように気を付ける

オクラは1日でも収穫が遅れると成長し過ぎて実が硬くなり、食べられなくなってしまいます。収穫適期を逃さないように気を付けましょう。実がなっていることに気付かず見逃してしまうことも多いので、花が咲いたら、毎日よく観察してください。収穫の目安は、莢の長さが5〜8cmくらいです。 また、収穫の時期も後半になると、オクラの実が曲がる、いぼが出るなどの症状が出ることがありますが、収穫のタイミングさえ遅れなければ問題はないので、収穫して食べることができます。



参考:サカタのタネ様 (https://sakata-tsushin.com/)