1.畑の準備 |
・サツマイモは、日光がよく当たる、通気性に富んだ乾燥した土を好みます。 また、肥沃だと「つるボケ」になるので、痩せた土地が向きます。 ・植え付け10日ほど前に、土をよく耕し、幅45cmほどの畝を作ります。 水はけと通気性をよくするため、高さ20〜30cmの高畝にします。 畝間に水たまりができないよう、排水にも気をつけたいところ。 |
2.植付け・植えつけ方 |
・株間30cmでマルチに穴を開け、深さ10cmくらいの楕円形の植え穴を掘ります。 ・植え穴の底に寝かせるように苗を置いたら、土をかけて鎮圧します。この時、 塊根の基となる不定根が良く出るよう、3〜4節が土に埋まるように植え付けるのがポイント。 ・サツマイモの主な植え方には、「斜め植え」と「垂直植え」があります。苗を斜めにさす「斜め植え」が 一般的ですが、それぞれ次のような特徴があります。 ・斜め植え・・・根は横に長く伸びるため、細長い芋になる。個数は多め。 ・垂直植え・・・根は縦に短く伸びるため、丸く短い芋になる。個数は少なめ。 また、栄養分の転流がスムーズになり甘みが凝縮する。 |
3.管理 |
・株が成長し、伸びたツルが土につくと、葉のつけ根の部分から根を出します。 ・芋は根に養分が蓄積したものなので、放っておくと地表を這うツルにも芋がつき、養分が 分散してしまいます。それを防ぎ、植えつけた部分の芋だけを肥大させるために、 つる返し(ツルを引き上げて土から根をはがし反転する)を行います。 地面に根を張ったツルの先を持ってたぐり上げ、根こそぎ剥がしたら、ツルをひっくり返して葉の上に 乗せておきます。つる返しは、根を出したツルを見つけたらその都度行います。 |
5.収穫 |
・植え付け後110〜120日で収穫できます。
・掘った芋を乾かすため、晴れた日の午前中に収穫しましょう。
・株元でツルを切り、マルチをめくったら、芋を傷つけないように、スコップでまわりから掘り起こして 収穫します。 |